「コーポレートアートエイド京都(CAAK)」は、京都市のArts Aid KYOTO (AAK)～京都市連携・協働型文化芸術支援制度～　を活用し、アーティストの作品制作を支援し、発表の機会を提供し、アーティストと企業を繋ぐ事業です。

古来、優れた芸術作品には必ず経済的支援者が存在し、制作者であるアーティストが活動できる環境を担保していました。例として、ダビンチにはルドビコ・スフォルツァ、若冲には大典顕常、など彼らはまさにアートのバックアップシステムそのものでありました。

アーティストが優れた作品を創作しても経済的評価が与えられなければ次の作品が生まれる可能性は低く、新しい文化が花開くことはありません。CAAKの取り組みは企業が優れたアート作品に制作費と発表の費用を提供することによりアーティストを支援し、文化・芸術を未来へ繋いでいく活動を文化都市である京都から発信するものです。

今回、展示される作品は、公募から選抜された平面作品、その作品群からは今という時代の空気感を鋭く捉えているアーティストの才能を窺い見ることができます。これらの作品が文化的理解を持つ企業と結びつくことにより、次の時代の日本の芸術文化を生成していく出発点となることを期待します。

展示作品の中から最終審査を経て、７点前後の作品に対して１作品あたり５０万円が制作費用として支払われます。